綺麗にメイクするには、メイクブラシは必須のアイテム♪
実はメイク品を購入すると付いてくるスポンジや小さなブラシは、プロでも使いにくいと言われるもの。
使いやすい大きなメイクブラシを活用する事で、スポンジや指などでは難しいぼかしが簡単にできて、自然な仕上がりが叶います!
しかし、便利なメイクブラシも使い方や洗い方、お手入れ方法は今ひとつわかっていない…。なんて方は多くいらっしゃいます。
そこで、この記事ではcorecty編集部の元美容部員が、「メイクブラシの種類と正しい使い方、使った後の洗い方と正しいお手入れ方法」について徹底解説していきます。
目次
種類別!メイクブラシの正しい使い方
ではまず最初に、メイクブラシの種類別に、その用途と気になる使い方についてご紹介します。
まだ持っていないメイクブラシで気になるものがあれば、下記の記事を参考に新しいメイクブラシを仕入れてみるのもおすすめです!
【パウダーファンデーション編】メイクブラシの使い方
パウダーファンデーション用のブラシは、ブラシの毛の長さはしっかりあって、毛量も多めのタイプがおすすめです。
ブラシの長さと毛量多めがおすすめの理由は、お肌に刺激を与えにくく、ムラになりにくいからです。
【使い方】①ファンデーションにメイクブラシをまっすぐ置いて、トントントンとパウダーを含ませます。
②メイクブラシにファンデーションの粉を含ませたら、手の甲もしくはティッシュを用意し、余分な粉を落とします。
③メイクブラシに付いたファンデーションを額、頬、顎にポンポンと置いていきます。
④肌面積の広い場所からぬり始め、力を入れずクルクルと顔の内側から外側に向かってお肌になじませていきます。
サーっと一気にのばすのではなく、あくまでも置いていく感じ。こうする事で、ムラなく艶のある肌に仕上がります。
ブラシを選ぶ時は、お肌にあててみてチクチク感がないか、お肌に触った感触がフワッとして優しいかなどに気をつけて選んでみて下さい。
※注意:パウダーファンデーションのようにブラシを顔全体に使う場合は、チクチクするブラシを使い続けるとお肌に刺激を与え、お肌が赤くなったり色素沈着してしまう可能性も。必ずお試ししてから購入するようにしましょう。
【リキッドファンデーション編】メイクブラシの使い方
リキッドファンデーション用のブラシには、しなやかさがあるブラシがおすすめです。 フラットなメイクブラシには、均一にのばせるというメリットがあります。
【使い方】①リキッドファンデーションをまず手の甲に。
②手の甲に出したリキッドファンデーションは、メイクブラシで量の調節を行いながら両頬・額・鼻・顎へのせていきます。
③顔の中心から外側に向かって、クルクルと円を描きながら塗っていきます。
④目のまわりや小鼻にはファンデーションは付け足さず、メイクブラシに残ったものでなじませます。
⑤顔と首に境がないか確認し、手もしくはスポンジ(ファンデーションが付いていない部分。)でぼかすようになじませます。
リキッドファンデーション用にブラシを選ぶ時は、スーッとブラシの先端がしなやかに肌にあたるか確認してみて下さい。
【コンシーラー編】メイクブラシの使い方
コンシーラー用のメイクブラシは、先端が平らなものや細いものなど多種多様なブラシが販売されています。
特におすすめは、先端が丸いものより平らなもの。 気になる部分が広い場合はブラシを前面に使い、シミやホクロのように気になる部分が小さい部位にはブラシの角を使います。
コンシーラーは、クリームタイプやリキッドタイプ、スティックタイプなどの種類があります。
【使い方】①コンシーラーを手の甲にのせる。(どのタイプも同様。)
②メイクブラシで少量ずつコンシーラーを取りお肌にのせます。
③気になる部分は、少量ずつ重ねていきます。
コンシーラーの場合は、気になる部位の大きさに対応できるブラシが使いやすいので、気になる部位に合わせられる形状のものを選んでください。
【チーク編】メイクブラシの使い方
チーク用のブラシは、パウダーファンデーション用ブラシと似ていて、先端が丸くパウダーファンデーション用よりは毛量が少ないめのものが使いやすくおすすめです。
チークの場合は、ファンデーションのように顔全体に使うわけではなく頬だけに使うもの。 頬にチークを入れる事で、肌の血色をよく見せ、顔を華やかに見せてくれます。
【使い方】
①メイクブラシにチークをつける時は、ブラシの毛先でササッとつけがちですが、ブラシ全体にチークを含ませる感じでつけます。
(注意:毛先に集中してつけてしまうと、頬にのせた時、固まって色がついてしまいます。)
②チークはふんわり入れるのが鉄則です。そのためには、手の甲を利用して余分なチークを落とします。
③メイクブラシに付いたチークは、内側から外側に向かって、軽く滑らせるようにのせていきます。また、チークを頬にポッと入れたい場合は、ポンポンポンとのせていきます。
④薄い場合は、手の甲に残ったチークを少量ずつ重ねてのせます。
チークブラシを購入する際は、こちらもファンデーション用ブラシ同様に、お肌で試してチクチク感がないかを確認しましょう。
メイクブラシの正しい洗い方・お手入れ方法
メイクブラシは、ほとんどの方が毎日使うものです。お肌に直接ふれるものですので、 メイク品や雑菌、皮脂、汗などの汚れが付着しています。
メイクは綺麗にするけれど、ブラシはなかなか洗わないという方多いのではないでしょうか? 見ためでは汚れていてもわかりづらい、という事も理由の一つでしょう。
ですが、汚れたメイクブラシをそのまま使い続けると、メイクのノリが悪くなったり雑菌によってニキビが出来てしまったりとトラブルだらけ。。。
せっかく可愛くなるために使っているメイクブラシなのに、荒れの原因にもなってしまうので、お肌にとっていいことは一つもありません。
メイクブラシの正しい洗い方とお手入れ方法をご紹介しますので、お肌のためにもブラシは綺麗に洗いお手入れましょう。
メイクブラシの正しい洗い方と洗う前に確認したいこと
メイクブラシの正しい洗い方ですが、実はブラシが何でできているのか、その種類によって洗う頻度が変わります。
■人工毛で作られたメイクブラシ
人工毛とは、人によって天然毛に似せて作られたブラシ。
■天然毛で作られたブラシ
天然毛は、天然の毛を使って作られたもの。天然の毛には、動物の毛が使われています。
■人工毛のメイクブラシ
人工毛の場合は、毎日洗っても差し支えありません。
■天然毛のメイクブラシ
天然毛の場合は、週一くらいがおすすめです。
洗顔フォーム
中性洗剤
専用クリーナーもしくは、スポンジパフなどのクリーナーの代用も可。
どれを使っても大丈夫ですが、おすすめは洗顔フォームです。
洗顔フォームの多くは、お肌に潤いを残しつつ皮脂や汚れを取り綺麗に洗い上げるものですので、メイクブラシにもその効果は見込めます。
特に、天然毛で作られたメイクブラシは柔らかく、人工毛に比べて繊細です。長く愛用するためにも、洗顔フォームがおすすめです。
YouTubeでは、メイクブラシの有名ブランド・熊野筆の専門店が解説している動画もあります。
動画と重なる内容も多いですが、元美容部員の私がおすすめするメイクブラシの洗い方はこちら!
①メイクブラシをサッとぬるま湯で濡らす。(熱いお湯では毛を傷めます。水では汚れが落ちにくい。)
②洗顔料を手でしっかり泡立て、その泡をメイクブラシになじませる。(洗顔と一緒で、洗顔料を直接つけず、泡で落とします。)
③指先でメイクブラシをもみ込む。(この時、力を入れ過ぎると毛が抜けてしまうので、注意が必要です。)
④ぬるま湯で、しっかり洗い流す。(洗顔料がブラシに残らないように落とします。)
⑤タオルドライをしますが、タオルで押さえて水分を吸収するくらいの感じで行います。(この時、すでに使ったタオルは使用せず、清潔なタオルを使いましょう。)
⑥最後にメイクブラシを乾かしますが、立てて陰干しします。この時、ブラシがバサバサにならないように、形を整えてから行います。 (早く乾かそうとドライヤーなどは使わずに、自然乾燥で乾かしてください。)
以上が、メイクブラシの正しい洗い方です。では続いて、使った後の毎回のメイクブラシのお手入れ方法もご紹介します。
メイクブラシのお手入れ方法
メイクブラシのお手入れは、毎日する事が大切。メイクのプロもやっている方法ですが、簡単で誰でもできる内容ですので、是非やってみてください。
①メイクブラシを使った後は、ティッシュOFFする。(ティッシュを用意し、ブラシに着いた色がティッシュに移り、色がある程度付かなくなるまで行う。)
②メイクブラシは、立てて保管する。(立てて保管するのは、ブラシの毛が折れてしまったり、潰れてしまわないようにするためです。)
③外出時に持ち歩く場合は、ブラシ専用ケースに入れる。
(専用ケースに入れる理由は、ブラシの毛先が折れないようにするため・ブラシに雑菌が付着するのを防ぐ・ブラシに付いたメイク料がバッグなどに付かないようにするためです。)
以上が、メイクブラシの正しいお手入れ方法です。このお手入れ方法を毎日やっていれば、面倒なメイクブラシの洗浄もそこまで頻繁にやらずに済みます。
また、日々のお手入れはメイクブラシを長持ちさせるためにも重要。特に高級なメイクブラシを買った時は、徹底したお手入れで長く使えるようにしましょう。
まとめ
メイクブラシは、メイクをムラなくぼかし、綺麗に仕上げるためのものです。
メイクブラシが汚れていると、メイクが綺麗にのらない、ニキビなどの肌トラブルの原因になってしまうもの。お肌にとってはよくない事も起きやすくなります。
まずはお使いのメイクブラシは何の毛で作られているのかを確認。天然毛なら日々のお手入れと週に一度の洗剤洗い、人工毛なら毎日洗ってもOKですので、周期的にお手入れをしましょう。