化粧下地は、メイクの基礎ともいえる“ベースメイク”です。メイクを綺麗に見せるためには、化粧下地は欠かせないベースメイクアイテム。
近年では、ファンデーションでありながら化粧下地の機能を備えるものや、日焼け止めだけど化粧下地は必要なしと記載があるものなど多機能なアイテムが多数販売されています。
確かに、一度で済めば便利ですよね。ただ、化粧下地を使うのと使わないのとでは、メイクの仕上がりに差が出ることも事実なんです。
そして、NGな塗り方をしていると、化粧崩れも起こしやすくなります。
そこで、今回は「化粧下地の塗り方」について、初心者さんにもわかりやすくcorecty編集部の元美容部員が解説させて頂きます♡
「手・スポンジ・ブラシの塗り方」この3つの中から、あなたの塗りやすい塗り方を選んでくださいね♪
化粧崩れを起こす化粧下地の塗り方【これはNG!】
化粧下地の塗り方で、化粧崩れを起こしてしまうNGな塗り方があります。あなたは大丈夫でしょうか?確認してみて下さい。
化粧下地のNG量は?
化粧下地を塗る正しい分量ですが、商品の説明書に書かれている量はあくまでもメーカーの推奨量です。
説明書きでは、“小粒大やパール大”と書かれていることが多いでしょう。ですが、顔の面積は人それぞれです。
顔の面積に合わせるのがベストなんですね。“顔全体に薄くのばせる量が適量”ということになります♪
では、どうやって自分で決めるのかというと、初めて使う化粧下地の場合は、
①まず説明書にある量を出して“顔全体に薄くのばせるかどうか”を試し塗りします。
②全体にのばしてみて、足りない場合は量を増やす。余るようなら量を減らす。この2ステップで、化粧下地の適量が分かります!
顔全体にのばすってとても曖昧なので、「あまっても塗っちゃえ。」と余った分も塗っちゃいますよね。ですが、“ここが落とし穴!”これが、余分な量なんです。
化粧下地は、多すぎても少なすぎてもNGです!
少なすぎると、肌を擦ってしまう、ムラになるなどメイクが綺麗にのらないばかりか化粧崩れの原因にもなります。
また多すぎると、油分を多く含み過ぎて後に塗るファンデーションののりに影響が出る場合や、化粧崩れの原因になります。
化粧下地は自分に合った適量を塗ることで、ベースメイクの仕上がりがよくなり、化粧崩れも起こしにくくなるのでぜひ試してみて下さいね♡
化粧下地のNGな塗る順番は?
化粧下地を塗る順番は、「スキンケアのすぐ後」です。
化粧下地のNGな塗る順番は、
①パウダータイプの日焼け止めの後に塗る。
②コントロールカラーの後に塗る。
この間違いですが、「化粧下地は、ファンデーションの前」といわれることで間違ってしまうんですね。
確かに、ファンデーションを塗る前に化粧下地と解釈してしまうと、日焼け止めやコントロールカラーは、それより前に塗らなければいけなくなりますよね?
厳密にいうと、“スキンケアが終わったらその後すぐに塗る”のが正解なんです。
以前のスキンケアの基本の順番は、化粧水➜乳液➜化粧下地➜ファンデーションとされていましたが、現在は多機能な日焼け止めやコントロールカラーなどが出てきて順番がわかりにくくなってきています。
特にベースメイクの商品は、UVケアは必ず!といっていいほど付いてますよね?わかりにくいはずです…。
また、ファンデーションにも化粧下地機能や日焼け止め機能まで付いているものも多く、「化粧下地いるの?」といいたくなるくらいかと思いますが、化粧下地は必要です!
化粧下地を塗らず、化粧下地機能付きのファンデーションをそのまま付けた時と、化粧下地を使い化粧下地機能付きのファンデーションを塗った時とでは、ベースメイクの仕上がりに差が出るんです♡
どのように違うかというと、
①肌表面をスムースな状態にしてくれる。
②ファンデーションから肌を守ってくれる。
③ファンデーションの仕上がりに差がつく。
これら3つの違いが出ます。
それから、化粧下地を使うとファンデーションの量は少量でも綺麗につきますよ♪
化粧下地の手・スポンジ・ブラシでの塗り方
ここからは「化粧下地の手・スポンジ・ブラシでの塗り方」について書いていきます。
【化粧下地の塗り方】手で塗る
【手で塗る手順】
①まず初めに、両頬に化粧下地をのせます。
②その後、頬にのせた量より控えめに額・鼻・アゴにのせます。
③頬からのばしていきますが、中指と薬指を使い、しっかり密着するように下から上にのばします。(同じ部位を何度も塗らないように、2,3回でサッと塗りましょう。)
④次に額は下から上に。つぎに、鼻筋を塗ります。小鼻はクルクルなじませ、アゴから頬の方に引き上げるようにのばします。
・均一にのばすことが大切です!均一にのばしていないと、この後に塗るファンデーションがムラになる可能性があります。ファンデーションがムラになると、化粧崩れにもつながります。
・化粧下地をのばす時、肌を擦らないようにしましょう。スキンケアやメイクなどで肌を触る機会は多いのですが、肌を触る回数を少しでも減らすことが美肌を保つ秘訣です。
【化粧下地の塗り方】スポンジで塗る
【スポンジで塗る手順】
①指で塗る時と同じように、両頬に化粧下地をのせます。
②その後、頬にのせた量より控えめに額・鼻・アゴにのせます。ここまでは、指で塗る時と同じ。
③頬からのばしていきます。スポンジを使い、しっかり密着するように下から上へ(外側に向かって)のばします。
④次に額は下から上へ、次に鼻筋、小鼻の毛穴が気になる場合は丁寧に塗りましょう。後は、アゴから頬の方に引き上げるようにのばします。
⑤最後に、スポンジで優しくパッティングします。このひと手間で、肌にフィットさせます。(肌にフィットさせることで、化粧崩れを起こしにくい。)
・スポンジを使うと、余分な油分をスポンジが吸ってくれるので、指でのばすよりも均一に綺麗にのばせます。
また、この後に塗るファンデーションがムラになりにくく、化粧崩れもしにくくなります。
・スポンジは洗ってまた使えますが、スポンジ表面がツルッとなっているかどうかをチェックしましょう!
スポンジが硬くなったり、目が粗く変色してきたら肌の刺激になるので、ある程度で交換しましょう。
【化粧下地の塗り方】ブラシで塗る
【ブラシで塗る手順】
①指やスポンジで塗る時と同じように、両頬に化粧下地をのせます。
②その後、頬にのせた量より控えめに額・鼻・アゴにのせます。ここまでは、指やスポンジで塗る時と同じ。
③頬からのばしていきます。ブラシを使い、しっかり密着するように下から上へ(外側に向かって)力を入れず、スゥーとのばします。
④次に額は下から上へ、次に鼻筋、小鼻の毛穴が気になる場合はいろんな角度から丁寧に塗りましょう。後は、アゴから頬の方に引き上げるようにのばします。(顔と首の境目にも、サッと塗っておきましょう。)
・化粧下地をブラシで均一にのばすには、力加減が重要です。力を入れ過ぎると、肌に負担を与えます。できるだけ同じ力加減でのばしましょう。
肌表面をフラットにすると、ファンデーションが綺麗につき、化粧崩れもおこしにくくなります。
・ブラシは洗ってまた使えますが、ブラシの先が割れてきたり、肌に触った時にチクッとするようになったら代え時です。
ブラシのチクチクをそのまま放置し使っていると、肌の刺激になり将来的に色素沈着する場合もあるので要注意です!
まとめ
今回は、化粧崩れを起こすNGな塗り方と手・スポンジ・ブラシの塗り方を初心者さん向けに解説させて頂きました。
あなたは、どの塗り方が合いそうでしたか?
これからの季節、皮脂や汗と混じってベースメイクが崩れがちです。化粧下地を使いベースメイクをキッチリすることで、化粧崩れを防げますし綺麗にメイクが仕上がります♡
ファンデーションなどに万能な機能があっても、このひと手間で美肌に見せることができるので、ぜひ化粧下地は使ってくださいね♡